FAES:デモ参加者の弾圧を率いるボリバリアン警察の暗殺部隊とは
ここ数日、メディアでもFAESというベネズエラの特別部隊の名前が、ニュースにちらほらと挙がっています。FAESがどのような部隊なのか、なぜこれほど危険視され、住民から恐れられているのか、紹介します。
ここ数日、メディアでもFAESというベネズエラの特別部隊の名前が、ニュースにちらほらと挙がっています。FAESがどのような部隊なのか、なぜこれほど危険視され、住民から恐れられているのか、紹介します。
昨年11月、ベネズエラ発のゲームVA11-Ha11a(ヴァルハラ)の公式日本語版がついに発売開始されました。経済危機に犯罪、汚職、社会不安といった現在のベネズエラの状況を反映したようなダークでサイバーパンクな日常を描いたこのゲームを、ベネズエラ人はどのように見ているのでしょうか。
小谷さんが日本に帰国されて一年半が経ち、「ますます泥沼に突っ込んで動けなくなっている第二の故郷を思い、日々苦しんでいる人たちの事を考え、世界中に散らばったベネズエラ人同様、いてもたってもいられぬ思いで毎日生きています。」というメッセージをもらいました。
ベネズエラを知る人や、ベネズエラで暮らしたことのある人は、この国が現在、アフリカのような食料危機に直面していると言われてもピンとこないかもしれません。
ですが、事態はもはや単に食べ物が手に入りづらいという状況ではなくなっています。貧困層では飢餓の脅威が確実に迫っており、栄養不良の子どもたちの命、未来を脅かしているのです。
ここ数週間、毎日新聞でベネズエラ特集が組まれています。
記事では、それぞれが幅広いテーマを扱いながらも、ベネズエラでも特に問題視されている重要なテーマや話題がピンポイントで取り上げられています。写真や動画も豊富で、ベネズエラの現状について知るとっかかりとしては最適な記事ばかりですので、ぜひ読んでみてください。
ベネズエラのデモの激化と、その弾圧の激化で抗議参加者がたくさん命を落としていることは、すでに日本でも報道されています。ですが、実際にデモの現場でどのようなことが起きているのかを伝えるレポートはありません。
先日、シウダ・ボリバルで抗議に参加していた医学生アウグスト・プガが頭を撃たれて死亡しました。その時の一部始終について、カラカスクロニクルのシウダ・ボリバル在住の記者のレポートを紹介します。動画は閲覧注意ですが、戦争中ではないベネズエラで現に起きていることです。多くの人に見ていただければと思います。
先日、日本貿易振興機構(ジェトロ)のカラカス事務局長、松浦健太郎氏による『外国プレスが報じないベネズエラのもう一つの真実』という大仰なタイトルのオピニオンが、在日ベネズエラ大使館のサイトに公開されました。
松浦氏は、与野党の支持率というごく一面を切り取り、それを根拠にベネズエラの姿を描こうとしています。が、それは「真実」にはほど遠い、ただの希望的観測です。
ここ数年、ベネズエラではデング熱やジカ熱のアウトブレイクが懸念されていました。ネットでも、これほど多くの人が(薬もない中)病気にかかっているのに、政府がそれを公表しないことを批判したり揶揄する投稿は多く見かけました。マラリアの増加も話題には上がっていましたが、デング熱やジカ熱に比べ批判が少なかったのは、おそらく、ベネズエラ人の多くがマラリアは過去の病気だという認識だったからだと思います。
ベネズエラに長年お住まいだった画家小谷孝子さんがまた当ブログに記事を書いてくださったので紹介します。
4月に入ってから連日抗議に次ぐ抗議で大変なことになっているベネズエラについてまとめました。
ベネズエラがここ数日、大変なことになっています。
日本のメディアはこれを政治問題と捉えているようですが、これは政治問題ではなく、むしろ今月12日に支払い期限を控えたPDVSAの債務返済問題の副産物である、というのが数日経った現在のベネズエラや欧米の大方のメディアの見方だと思います。日本のメディアは触れられていませんが、そもそも、これは石油などに関する炭化水素法を巡る問題なのです。
ベネズエラは現在、非常に特殊な状況にあります。人道的危機のただ中にあり、国民の8割が満足に食事もできず、飢えに直面しています。にもかかわらず、この危機的状況に伴うリスクについては驚くほど知られていません。ベネズエラ在住の日本人やベネズエラを知る日本人の多くは、このことを危惧しています。
そこで今回は、ベネズエラ渡航を考える人が事前に知っておくべきリスクについて説明します。
明けましておめでとうございます。
2017年のスタートとして、ベネズエラに38年間住んでいた日本人画家、小谷孝子さんの手記を紹介します。長年暮らしたベネズエラをついに離れ、今年日本に帰国されたという小谷さん。今回小谷さんは、ベネズエラでの人生や生活、ベネズエラに対する思いを、当ブログのために書いてくださいました。
先日、Twitterでも沢山RTされていて少し目を引くベネズエラ関連の記事がありました。
BusinessNewsLineというサイトの記事です。ただしこの記事、内容がWSJのパクりの上に、元記事に全くメンションもない悪質なものです。
今日取り上げるのは、その問題を指摘している興味深いブログ『ネットロアをめぐる冒険』さんの記事です。
ベネズエラの選管による大統領罷免の手続き中止決定のショックもつかの間、予定されていた通り、10月26日にベネズエラ全土で野党主導の大規模なデモが行われました。
この9月にもベネズエラの大規模抗議は大きく報じられたので、一体これまでとどこが違うのか?と疑問に感じる人も多いかもしれません。この点について解説します。